2018
04.30
Mon

渋谷の未来像をコンピューテーショナルデザインで考える

4月28日(土)〜30日(月・休)の3日間、co-lab渋谷キャストが入居するクリエイターのための複合施設「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」にて、渋谷キャスト周年祭2018『SHIBUYA CASTING!』これからの渋谷をつくるクリエイティブフェスを開催します!

この3日間には、開業以来人気の「SHIBUYA DESIGNERS MARKET」や、まちなかで自分が楽しむモノや体験を無料でふるまうことで、自分ごとの楽しみをも周囲に還元する人『マイパブリッカー』による「シブヤ パブリック サーカス」が併催。

そして、周年祭の最終日4月30日に開催されるのが、本イベント「渋谷の未来像をコンピューテーショナルデザインで考える」をテーマにしたトークディスカッションです。都市創造に対して新しいデザイン手法で取り組むトップランナーやまちづくりに関わる専門家を迎え、ご来場のみなさまと再開発が進む渋谷の未来像を語り、周年祭を締めくくりたいと思います。

4月の3連休はぜひ渋谷キャストへ遊びにいらしてください!!

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トークディスカッション
『渋谷の未来像をコンピューテーショナルデザインで考える』

日時|4月30日 (月・休)18:00-20:00(懇親会〜20:30)受付開始17:30
会場|渋谷キャスト スペース
参加費|ワンドリンク付き1,000円(申し込みはpeatixよりどうぞ)

登壇者|
豊田啓介氏(noiz主宰、gluon共同主宰)
齋藤精一氏(ライゾマティクス代表取締役)
山本恵久氏(日経 xTECH/日経アーキテクチュア編集委員)
山口堪太郎氏(東京急行電鉄 都市創造本部 開発事業部)

主催|渋谷キャスト
企画制作|co-lab/春蒔プロジェクト株式会社

Facebookイベントページ

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イベント概要

渋谷キャストの建物デザイン段階においては、複数の建築家等をキャスティングして、それぞれ別の箇所を個々にデザインしながら、影響を与え合いつつ練り上げていくという、新しい建築デザインの手法が取り入れられました。昨年開業時には、「不揃いの調和」と定義されたそのデザインコンセプトを実現するための「キャスティングの妙」について、貫通通路の大階段にて開発関係者や建築家、開業後の運営者によるトークセッションを開催しました。

今回1周年を迎え、この1年で具現化されてきた渋谷キャストでの新しい潮流や、近年の渋谷再開発との関係性について振り返りながら、また新しい1年に向けたトークディスカッションを開催いたします。

トークゲストとしては、渋谷キャストを特徴づける建物ファサードデザインを手掛けた建築家のnoiz豊田啓介氏や、渋谷キャスト貫通通路の常設インスタレーション「Axyz」やガーデンの壁面イルミネーションなどを制作監修したRhizomatiksから、代表の齋藤精一氏。2027年に向けた渋谷駅周辺都市再開発でも注目を集める東京急行電鉄より開発事業部の山口堪太郎氏。そのほか、日経アーキテクチュア編集委員の山本恵久氏をモデレーターとして予定しています。

前半は、コンピューテショナルデザインを用いた、未来志向の都市や建築設計手法に長けた豊田氏、齋藤氏から渋谷の都市景観に対する提言をプレゼンテーションいただき、後半では、山本氏にモデレートいただきながら、渋谷のまちづくりに携わってきた東急電鉄の山口勘太郎氏も交え、公開ディスカッションを行います。

またここでの議論は、後日渋谷キャストの公式サイトでアーカイブを公開し、オープンソースとして未来のまちづくりに活用していけたらと考えていますので、ここから始まる新しい渋谷の発展を是非ご期待ください。

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登壇者プロフィール

豊田啓介(とよだ けいすけ)
建築家。東京大学工学部建築学科卒業。1996-2000年安藤忠雄建築研究所。2002年コロンビア大学建築学部修士課程修了(AAD)。2002-2006年SHoP Architects(New York)。2007年より東京と台北をベースに蔡佳萱と共同でnoizを主宰(2016年より酒井康介もパートナー)。建築を軸にデジタル技術を応用したデザイン、インスタレーション、コンサルティングを国内外で行う。2017年より建築・都市文脈でのテクノロジーベースのコンサルティングプラットフォームgluonを金田充弘、黒田哲二と共同主宰。

齋藤 精一 (さいとう せいいち)
Creative Director / Technical Director : Rhizomatiks
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009年より国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2017年審査員。

山本 恵久(やまもと よしひさ)
日経 xTECH/日経アーキテクチュア編集委員
1961年東京都生まれ。86年横浜国立大学大学院(建築学)修了。同年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社、日経アーキテクチュア編集勤務。日経CG、日経エコロジーなどの副編集長を経て、2006年日経アーキテクチュア編集長、2008年建設局プロデューサー、2015年日経アーキテクチュア編集委員(兼務)を経て現職。編集担当書籍に「まちづくり:デッドライン」「ぼくらのリノベーションまちづくり」「東京大改造マップ」など。

山口 堪太郎(やまぐち かんたろう)
東京急行電鉄株式会社 都市創造本部 開発事業部
1975年長崎市生まれ、理学部地理学科卒業。買物行動、オフィス立地、通勤流動等の研究の延長?で同社に入社。2005年から現部門にて、日本の、東京圏での都市の課題って?その中での東急らしいまちづくりって?などなど悩みながら、2013年から渋谷の担当に。渋谷では最初に物件のAM、次に街ブランディングやエリアマネジメントなどを担当しながら、渋谷らしい個別解にはちょっと辿り着く。