西麻布 News
Locations / NISHI-AZABU / NISHI-AZABU News

独立心がコラボレーションを育てる|シェアオフィス・ワークスタイル(CHILIacta田苗見知理さん、根本真二さん)

co-lab西麻布メンバー
CHILIacta(チリアクタ)
田苗見知理さん(写真左)
Tomonori Tanami
根本真二さん(写真右)
Shinji Nemoto

株式会社チリアクタは、映像やウェブをはじめとするあらゆるコンテンツを、企画から制作まで行うデザイン会社。クオリティ高く、クライアントに満足してもらえるクリエイティブを提供しています(詳しいプロフィールはこちら)。

インタビュー:新井優佑(co-lab Web PR/フリーランス)


チリアクタ制作事例1:Interactive Shoes Hub

はじめに

チリアクタ田苗見さんと根本さんがco-labメンバーになったのは、約7年前。小中学の同級生だった二人は、ともにフリーランスとして活動する中、プロジェクト単位で協働するようになり、クライアントの要望に応える格好で二人の会社をつくることに。スタートアップに最適なワークスペースを探して、千代田区のco-lab三番町(2011年12月CLOSE)を見つけました。2010年5月からはco-lab西麻布に移動して、現在までco-labを拠点に働いています。

シェアオフィスが今ほど普及する以前からコワーキング環境で働いてきた二人に、co-labで働く際に大切な心得を聞くと「変に周りに期待しないこと」(根本さん)と教えてくれました。一聞ではクールな印象のコメントですが、その真意にはco-labのようなクリエイターの集まるシェアオフィスで働く上で重要なスタンスが隠されていました。

今回はチリアクタの活動やco-labでの働き方を通して、クリエイター同士が空間を共有しながら働く際の心構えをひも解きます。

仕事の質を高めるシェアオフィスの使い方


チリアクタ制作事例2:Robot Future Vision

冒頭の「変に周りに期待しないこと」(根本さん)というコメントには続きがあります。

「co-labに入る前は、もっとたくさん仕事が回ってくるのかと思っていましたけど、あんまりなかったことが幸いしたのかもしれない」(田苗見さん)

「それが努力につながったのかもしれない。だから、誰かがいるから仕事を回してもらえるかも、というような淡い期待でいるよりか、仕事はこないものと考えたほうがいいと思う」(根本さん)

co-labはクリエイター同士のコラボレーションを誘発する空間。メンバー同士で同じプロジェクトに取り組む例が多くあります。それは、各メンバーが独立したクリエイターだから実現できる協働の在り方です。「仕事を斡旋してもらう」という人任せのモチベーションではコラボレーションに繋がりません。


チリアクタ制作事例3:社会福祉法人 翠福祉会 コンセプトムービー。春蒔プロジェクトと協働。同時にサイト制作も行われた(サイトはコチラ

そんな自立したクリエイター同士だからこそ、自分たちの能力を発揮しあえる協働の在り方が生まれていきます。例えばチリアクタの場合なら、ブースが近接しているために得られたメリットがありました。

「クライアントから委託された仕事だと、他(のサプライヤー)と頻繁にコンタクトを取れませんよね。それが同じフロアで働いている同士なら、デザイン全体に影響を与える可能性がある部分をすぐに相談することができます。相手が担当するロゴデザインを見て、『それなら、他のデザインは調整しよう』とすり合わせできる。クライアントとの打ち合わせ前に、一緒に”作戦”を立ててプレゼンすることもできました」(田苗見さん)

インハウスクリエイターのように働ける空間

チリアクタの二人は、実際にクライアントワークで協働する場面以外でも、ワークスペースを共有することの魅力を教えてくれました。

「制作物だけでなく、ワークフローで課題を抱えた時に近隣のクリエイターからアドバイスを受けることができました」(根本さん)

「それは、KREI SALONで開催されたメンバー交流会がきっかけで話すようになったからですね」(田苗見さん)

co-labでは、各拠点でメンバー交流会が開催されています。西麻布の場合は、地下の共有スペースでコミュニティ・ファシリテーター主催の親睦会が行われてきました。そこにはco-lab西麻布メンバーだけでなく、1階のコクヨ・クリエイティブセンターで働くコクヨ株式会社の社員も参加してきました。


チリアクタ制作事例4:OPEN ROAD PROJECT ウェブサイト

インディペンデントなクリエイターから大企業のインハウスデザイナーまで集まるコラボレーションスペースKREIと、その中でクリエイターのコラボレーションを生んできたco-lab西麻布。設立当初からメンバーだったチリアクタの二人には、日常的な思い出もあります。

「若い頃は、仕事帰りに本を買ったこともありました。書店や映画館が近くにある、立地がいいですよね」(根本さん)

「コクヨの方々とも、よく話していました。特に何か仕事をしたわけではありませんけど、ソフトの使い方を聞かれたり、社員の方が取り組んでいる仕事の相談に乗ったり」(田苗見さん)

「コクヨの社員さんにも、同じ西麻布のメンバーさんにも、それぞれ予算感があるから仕事を頼むところまでいくことはなかなかなかったけれど、日常的な交流はいろいろありましたね」(根本さん)

会社勤めの人にとっては取るに足らないようなことでも、クリエイターにとっては得難い日常があります。そんな当たり前のような日常を享受できることで、インディペンデントな活動をしながらも組織に属した時のメリットを得られる。それもco-labで働く魅力の一つです。

おわりに

約7年、co-labメンバーとしてワークスペースで働いてきたチリアクタの二人は今、会社の規模を大きくしていくためco-labから離れてオフィスを構える準備をしています。

「これまで、僕は映像、田苗見はウェブを専門に仕事をしてきました。クライアントの予算を見て、自分たちのできる仕事を提案しながら活動を続けてきました」(根本さん)

「今では、私も映像制作に関わったりと、お互いの得意分野をプロジェクトに生かしています。映像では、以前はモーショングラフィックの仕事が大半でしたが、最近は実写撮影を行なったりと仕事の幅も広がり、構成案を考える段階から関わることができる”企画物”の受注も増えてきました。繁忙期には残念ですが断らなくてはいけない依頼が増えてきたので、会社を大きくしていくタイミングです」(田苗見さん)

独立心が強く、提案で仕事をつくっていけるクリエイターが多いco-labには、過去にも、スタートアップ期を経て自分たちのオフィスを構えていったメンバーがたくさんいました。そして、離れたクリエイターとその後もコラボレーションしていくことが、co-labの特徴です。

そんなco-labの典型的なスケールアップを果たすチリアクタのお二人の今後に期待が高まります。

【入会案内】ワークスペースとしてco-labを使ってみませんか?
【インタビュー】co-labで働く他のメンバーを紹介

Posted by co-lab Master | 11:00 | Trackback (0)
Keywords: interview, Member Info

Trackback (0)

Trackback URL
http://co-lab.jp/locations/nishi-azabu/news_nishi-azabu/24310/trackback