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大人の社会科見学vol.3(8/26)が開催されました

大人の社会科見学

このイベントは、ほぼ同じ時期に印刷をテーマにしてオープンした、co-lab墨田亀沢、Factory4F、Printoworks Studio Shibuya の3拠点を巡り、印刷・加工の現場を体験して頂くツアーです。第1回の紙加工の広場Factry4Fにて「断裁や折り等の紙加工について」、第2回のco-lab墨田亀沢にて「オフセット印刷に触れてみる」に続き、Printoworks Studio Shibuyにて「印刷の歴史と活版印刷」というテーマで開催されました。

Printworks Studio Shibuya は渋谷で昭和2年から営業をしている長谷川印刷の後継者である長谷川さんが、デジタル化が進むこの時代だからこそ、活版の持つ独特の風合いを感じてほしい。そして紙にしかない手触りなどを通じて、印刷業界が少しでも元気になれば。そんな思いで始めた施設です。

当日は18名の方が集まりました。用意された椅子はすぐに満席に。
まず、長谷川さんの現在に至る活版印刷の歩みやフォントについてセミナーが実施されました。グーテンベルグの印刷機は、ブドウを絞る機械からヒントを得て作られたって、ご存知でした?

セミナーの後は、活版印刷を使ったワークショップです。ヨーロッパで廃業した活版印刷所から手に入れたという大変珍しい木活字を使って2色グラデーション印刷によるノートの制作と、着色したコースターに白インクを使用して鳥の絵柄を活版印刷するミニワークショップが開かれました。
このワークショップが大変盛り上がり、この後開催予定だったFactory4Fの篠原さん、co-lab墨田亀沢の有薗、Printoworks Studio Shibuyaの長谷川さんの3名によるトークセッションは、時間の関係で開催されませんでした。が、参加者の皆さんは 活版印刷の良さを体験され、楽しまれたようでした。

トークショーはできませんでしたが閉会後の3名の話し合いで、この人気企画をもっとレベルアップした内容で続けることが決定しました。皆さん、乞うご期待です!!

詳しい内容はこちらから

co-lab墨田亀沢 チーフ・コミュニティ・ファシリテーター 有薗

Posted by co-lab Staff | 17:20 | Trackback (0)
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「もの作りの力で葛飾北斎の神奈川沖浪裏を再現する」7/4(土)ワークショップを開催しました。

集合写真

≪浮世絵は世界初のカラー印刷物?≫

浮世絵は印刷技術で言うと、凸版印刷の多色刷りという手法に分類されます。葛飾北斎を代表とする浮世絵作品は、印刷物を大量に流通させることができたからこそ、ヨーロッパの絵画や音楽に影響を与えることに繋がった。とも考えることもできます。浮世絵がメーカーによる製品であると考えるのであれば、最新の技術で再現しても良いのではないか。そう考え、co-lab墨田亀沢の事業主である株式会社サンコー(印刷業)株式会社浜野製作所(金属加工業)の2社の町工場がコラボレーションして、この取り組みが開始されました。

当日は15名の方が参加され、さらにマスコミの方、来年度オープン予定のすみだ北斎美術館関係者の方々など多数参加されました。まずはバスで墨田区八広にある浜野製作所が運営する「町工場から世界を繋ぐ モノ作りの情報発信基地」がコンセプトのGarageSumidaに移動し、彫りの加工のデモンストレーションです。

≪彫りの工程≫

従来の浮世絵は、絵師が絵を描き、それを彫り師が色ごとの版に彫刻し、刷り師が刷っていました。印刷技術・金属加工技術を活用した「デジタル版画」では、出来上がった版画から、印刷で使われる色分解と呼ばれる技術を使い、色ごとのデータを起こします。そのデータを基に、レーザー加工機を使って版を彫刻し、刷り工程は従来通りの絵具とバレンを使って行います。

まずはレーザー加工機で加工するまでの流れを、美術系大学で日本画を学んでいた清水さんからご説明。今年の4月に入社の新人さんなのに、まるでアナウンサーのように堂々とした説明です。

説明

実際にレーザー加工機を使って木材に彫刻を実施していきます。今回は、MDFと呼ばれる集成材に浪裏の線画部分を彫刻していきます。

レーザー加工

初めて見るレーザー加工機に、皆さん興味津々です。

レーザー見学

たった8分ほどで、名刺サイズの版木が出来上がり、参加された皆さんからは、その精度の高さ、加工の早さに歓声があがりました。

その後、バスでco-lab墨田亀沢に移動します。移動中には、墨田区の保有する浮世絵の調査・研究をしている墨田文化振興財団の学芸員である山際さんより、浮世絵に関するレクチャーがありました。例えば、職人さんが彫る浮世絵は、彫りの工程だけでも複数の職人さんが関わって40日程度掛かること。浪裏の富士山の左側にある波は、富士山の形を模していると考えられている事。などこれから刷りを体験するにあたって、神奈川沖浪裏という作品に対する興味がさらにわいてくるようなお話しでした。

≪刷りの工程≫

co-lab墨田亀沢に到着して、いよいよ刷りの体験です。サンコーの代表取締役刷師から、皆さんに刷りの指導をさせて頂きました。この企画が持ち上がってから約半年、版画の研修に行ったり、美術大学の版画の先生に技術指導を頂いたりしながら、版画の腕を磨いてきました。

刷り説明

実際に、版の刷りの開始です。5枚の版を使い、6色の色を重ねて行きます。筆を使って絵具を版木につけた後に、濡らした和紙を乗せ、バレンで刷っていきます。紙を濡らすのは、絵具のつきを良くするためと、乾いていると紙がボロボロになってしまうことを防ぐためです。本物は8色で出来上がっているのですが、富士山の周りの空の部分のグラデーションは、刷りの技術がとても難しいので今回は省略です。

刷り

版の数が少なく、5版を刷り終えるまでにだいぶお待たせしてしまったのは、反省点です。

刷り終わった方から、台紙に活版印刷機を使って、絵のタイトルや日付を刷って貰います。同じ凸版印刷と言う技術が、日本では浮世絵として発展し、海外では活版印刷機として発展した。というのも、お国柄が出ていてとても興味深い話だと思います。

活版印刷

≪完成≫

刷上りった浮世絵を台紙に固定して完成。皆さん素敵な笑顔です。

完成1

完成2

皆さんの作品が揃ったところで、記念撮影。墨田区内では圧倒的な人気と知名度を誇るストロングポーズの社長さんが約1名。

記念撮影

最後は、北斎通り沿いにある、すみだ北斎美術館の建築現場をバスの中から視察して、解散しました。

完成作品

デジタル技術を使ったことによって、簡単に版木が作れたからこそ、多くに人に刷りを体験してもらうことができました。そして、その版を使って実際に刷ってみると、版画が大変な職人技のうえに成り立っている繊細な作品であり、製品であることがわかります。

このワークショップは墨田区の後援、墨田文化振興財団の協力、そして様々な方のサポートのもと実施することができました。関係者の方のご尽力にこの場を借りて感謝申し上げます。

葛飾北斎はクリエイティビティある芸術家という側面と、工業製品である浮世絵の1工程をになっていた職人という側面。その両方を持っていた人だからこそ、世界に知られるだけの功績を残せたのではないかと私は思っています。そして、クリエイター専用のシェアオフィスであるco-labが、もの作りの町である墨田にできた意味は、クリエイティブと職人技。この2つが出会い、化学反応が生まれることにあります。co-lab亀沢としては、もの作りとクリエイティブを自らの中で化学反応させて、絵画の世界にイノベーションを起こした葛飾北斎に関する取り組みを、今後も継続していきます。

今回残念ながら参加出来なかった方も、次回は是非ご参加ください。浮世絵に対する見方が変わりますよ。

co-lab墨田亀沢 チーフ・コミュニティ・ファシリテーター 有薗

Posted by co-lab Staff | 14:12 | Trackback (0)
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葛飾北斎ワークショップが新聞に掲載されました

7月4日にco-lab墨田亀沢で開催された、「もの作りの力で葛飾北斎の神奈川沖浪裏を再現する」ワークショップの取材記事が、読売新聞と日刊工業新聞に掲載されました。

読売新聞7月9日 「北斎」デジタル版画で/墨田の街工場技術活用
最新のデジタル技術で葛飾北斎の浮世絵を再現。下町の町工場の技術で初心者でも浮世絵つくりが体験できるプロジェクト始まる。第1弾として「神奈川沖波浦」に取り組んだ。

日刊工業新聞7月8日 デジタル版画で北斎/一般向け製作イベント
浜野製作所とサンコーは「デジタル版画で北斎を刷ろう」ワークショップを開いた。2016年秋ごろ「すみだ北斎美術館」が開館するのを前に、地域発展の一助として実施した。神奈川沖浪浦を5色6版で色塗り作業し、紙で作った額に日付などを活版印刷機で印刷し、完成させた。

イベントレポートも後日公開しますので、お楽しみに!

[コミュニティ・ファシリテーター、印刷コンシェルジュ:越村]

Posted by co-lab Staff | 14:01 | Trackback (0)
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大人の社会科見学『印刷・加工現場を巡るツアーVol.1』が開催されました

同時期に江東・墨田・渋谷にオープンした印刷・紙加工の拠点、Factory 4F(紙加工)・co-lab墨田亀沢(オフセット印刷)・Printworks Studio Shibuya(活版印刷)それぞれの現場の声と魅力をリアルにお届けする『大人の社会見学』ツアーの第1弾が、6月24日にFactory4Fにて開催されました。

30名近く集まったお客様は、まずは断裁・製本のファクトリーツア―へ。普段見る機会の無い工程に皆さん興味津々。

その後は、なぜ同じような時期に、同じような世代の印刷会社の後継者が、同じような施設をオープンさせたのか。そのベースには「モヤモヤ」があった。というトークセッションが繰り広げられました。

ファクトリーツア―やトークセッションの詳しい内容はこちらから

≪チーフ・コミュニティ・ファシリテーター 有薗≫

Posted by co-lab Staff | 10:30 | Trackback (0)


大人の社会科見学 「印刷・加工現場を巡るツアー」を開催します

co-lab墨田亀沢とほぼ同時期に印刷・紙加工の拠点としてオープンした拠点が、渋谷(Printworks Studio Shibuya/活版印刷)と江東(Factory 4F/紙加工)にあります。その2拠点とco-lab墨田亀沢の共同企画として、それぞれの現場の声と魅力をリアルにお届けする『大人の社会見学』ツアーを開催します。

第1 回目は紙加工の広場 Factory4F にて、現場ツアー&ミニワークショップ、トークセッションを開催予定です。

Factory4Fは、「いい加減折り」や「マジック折り」など独自の折り技術を開発し、紙加工の世界に革命を起こしている有限会社篠原紙工の工場の文字通り4階に設けられた、スペースです。

Factory4F

グラフィックデザインに関わる人であっても、印刷に立ち合いをすることはあっても、製本現場を見る機会はなかなか無いと思います。大きな紙が何千枚という単位で一気に、それも髪の毛の太さのよりも細かい精度で断裁される光景や、1枚の紙が折られて一冊の本になって出てくる光景を見る事は、今まで何気なく見ていた紙の製品に対する見方を変えてくれる貴重な経験になるでしょう。

紙加工の現場

お申込み・詳細は、こちら

大人の社会科見学「印刷・加工現場を巡るツアー」は、6月24日のFactory4Fの後は、オフセット印刷(7月29日co-lab墨田亀沢にて)、活版印刷(8月26日Printworks Studio Shibuyaにて)の、それぞれの現場から魅力をお伝えします。さまざまな視点から印刷・紙加工を深く知るチャンス。どなたにも楽しめる企画をご用意してお待ちしています!

[シニア・コミュニティ・ファシリテーター:有薗]

Posted by co-lab Staff | 17:59 | Trackback (0)


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