国立台湾美術館での展示など

co-lab渋谷アトリエのメンバーであるビデオアートセンター東京の
瀧 健太郎さんが台北にある国立台湾美術館で開催中の企画展
再生運動-數位時代的科技反思」にてヴィデオ・インスタレーションを
発表されています。[会期:2016年3月19日から5月22日]

現地で集めた廃棄物で作ったオブジェにインターネットからランダムに
集めたイメージを投影するその場限りのインスタレーション。大量/過剰
消費社会の危機的な状況が視覚化されています。2007年から瀧さんがシリーズで制作されている作品で、こちらが10作目となるそうです。

ここ最近の瀧さんは海外でのプロジェクトに大忙しだったそうで、国立台湾美術館の展示に続いてフランス中部クレルモン・フェランで開催された映像フェスティヴァル「VIDEOFORMES」にも参加されました。
こちらでは《Come and Go — A Man with a Projector》をオープニングパフォーマンスとして披露。タイトルの通り、プロジェクターをもった瀧さんが街を歩き/走りながら道や建物に映像を投影します。

アナログとデジタルが絶妙に組み合わさったこのモバイル・プロジェクション。一瞬、映像のはずの人の姿が生身の人間みたいに見えて「あ、危ない」なんて、どきっとします。


photo by VIDEO FORMES

映像を素材にどんな表現ができるのか、その可能性の一端を見せてもらったような瀧さんの活動ご報告でした。

【コミュニティ・ファシリテーター:登】