Report|『シネマベリ二子玉川 #7』

2016年からスタートしco-lab二子玉川メンバーの岡田慶子さんが発起人の、ドキュメンタリー映画上映会『シネマベリ二子玉川』が、通算7回目の上映会を開催しました!

お仕事の帰り道にふらっと寄ったり、映画好きの方が足を運んだり、地元で何か面白い試みに参加してみたいまちの人などを中心に、これまで平日の夜に開催してきたシネマベリ二子玉川ですが、7回目となる今回の上映会は、なんとドキュメンタリー映画の2本立て!!さらに「子どもむけアートワークショップ」を同時開催するというスペシャル企画でした。


(上映前シネマベリ二子玉川について語る岡田慶子さん)

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シネマベリ二子玉川とは・・・?
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 世界の真実を映し出すシネマ
 鑑賞後、ひとりひとりが感じたことや気づいたことを
 気軽なおしゃべりで共有
 シネマ+おしゃべり その名も「シネマベリ二子玉川」
 不定期にさまざまなテーマのドキュメンタリー映画を上映中
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シネマベリをこれまで6回開催したなかで、平日の夜は参加しづらい悩みを抱えていたパパママたちが、co-lab二子玉川メンバーや、これまでの参加者にも多いことがわかり、2017年ラストとなる7回目は、土曜日のお昼に子供と一緒に参加できる仕組みをどのようにつくるか?が、ひとつのテーマとなっていました。そして今回、アートワークショップというかたちでそのテーマを実現できたのは、二子玉川のまち情報サイト『futakoloco』で活動されている村上ゆかさんとの出逢いがきっかけでした。


(アートワークショップの様子 村上さんと子どもたち)

村上さんは、もともとシネマベリ二子玉川に興味をもって来場してくれたお客様でしたが、自分の住むまちでこんなに面白い映画上映会があるんだ!と共感してくださったことから、ご縁がスタート。
また、「チャイルドアートカウンセラー」としてアトリエを主宰している村上さんは、アートをはじめとした子どもの活動をサポートする場づくりをされているので、なにかシネマベリ二子玉川ともコラボレーションができないかとご提案をいただき、アイディアづくりから参加していただくことになりました。

しかし、シネマベリで上映するのはドキュメンタリー映画。そのほとんどは海外作品のため、鑑賞するためには字幕を読める年齢でなければ楽しむことができません。
そこで、小さな子どもたちも大人たちが映画を見ている時間に楽しむ方法はないかと考えていたところ、村上さんが手がける<アートワークショップ>を上映会と同時開催すれば、大人は映画、子どもは上映会場の隣で遊ぶ、「みんなが自由に楽しんでしまおう!」というアイディアが生み出され、シネマベリ実行委員会にとっても新たなチャレンジ企画が完成したのでした。


(ひとしきりおしゃべりを楽しんだ大人たちが見にくるシーンも)

大人も子どもも、それぞれの楽しみ方がひとつの場でゆるやかに共存している様子は、新たなカタリストBA/co-lab二子玉川の一面が垣間見えたように感じました。

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アートワークショップの実施と並行して上映された今回のドキュメンタリー映画は、シネマベリ二子玉川以外でも繰り返し上映されてきた、評価の高い2作品です。双方に共通するのは、社会におけるさまざまな差異や、多様な価値観の創出や新たな気づき、考え出すきっかけをくれる作品であるということ。今回の参加者にも、たくさんの考える種を蒔いてくれたようです。

1作目の上映作品は、『ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡』
現代芸術家ヴィック・ムニーズが故郷ブラジルに戻り、世界最大のごみ処理場で働く若者たちの人生をアートで変えていくストーリーです。(公式サイトより抜粋)

オリンピック開催国の記憶も新しいブラジルが舞台となった本作ですが、上映後のおしゃべりタイムでは、今なおつづく貧困問題や格差社会の縮図に対する驚きについてコメントする来場者の方が多いようでした。
そして社会問題を現代アート作品に昇華させていくというこのロードムービーが浮き彫りにしたのは、人間であることの根源的な誇りや尊厳とはなにかという大いなる問いのようでもありました。
素朴な営みによる暮らしをつづけてきたごみ処理場で働く若者たちが、著名な現代アーティストと時間を共にすることで、経済的な豊かさという禁断の果実を知った瞬間は、どこか残酷なファンタジーのようであることも、おしゃべりタイムの重要なトークテーマとなっていました。


(1作品目のあと おしゃべりタイムの様子)

続いて2作目は『バベルの学校』
子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育について、フランスの学校に集った24人の生徒、20の国籍、24のストーリーでおくる、フランス中を感動に包んだドキュメンタリー作品です。(公式サイトより抜粋)

今まさに子育て中のパパママ世代が来場者に多かったこともあり、これからの自分たちの社会、日本という国の在り方にも重ねて語ることができるというコメントに賛同の声が多くあがりました。
そもそも、多様性とは何かを考える種をもらったという人や、親が子どもの教育に口を出すというのは万国共通だとわかりとても興味深かったと語る人。未来の日本にとって、自分たちの世代がどういう社会や、どういう仕事を子どもたちにつなげていきたいのかを今からしっかり考えないといけないという意見などが交わされていました。
骨太かつハッピーな気持ちになる本作を通して、来場者それぞれに新たな視点をもたらす時間となったようでした。


(2作品目は来場者数にあわせて、2つのグループに分かれておしゃべり)

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シネマベリ二子玉川の次回開催は1月17日(水)!
またまたあらたなチャレンジとサプライズとして、初の午前中開催を予定しています。
朝と昼のあいだ、いつもとちょっと違った時間帯に、映画とおしゃべりであらたな「体験」ができる機会となります。
気になる情報はこちらから↓↓↓
『シネマベリ二子玉川 vol.7』
シネマベリ二子玉川』Facebookページ

今後も様々なチャレンジをつづけ、ドキュメンタリー映画を通して、遠い異国のできごとがわたしたちの日常に新たな問いや気づきをあたえてくれるような、そんな『”シネマ”を見ておしゃ”べり”』を続けていきます。

気になる情報はシネマベリ二子玉川』ページをご覧ください!!

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  主催/シネマベリ二子玉川実行委員会
  共催/カタリストBA
  サイト/Facebookページ
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[コミュニティ・ファシリテーター 大園・鳥井]