INTERVIEW
紙媒体を中心にデザインの幅を広げるアートディレクター|清水龍之介さん
アートディレクター/グラフィックデザイナーの清水龍之介(シミズリュウノスケ)さん。
主に紙媒体のグラフィックをメインにお仕事をされています。
清水さんはタイポグラフィ制作の第一人者でもある浅葉克己氏のもとで修行し、株式会社
日本デザインセンターを経て、現在フリーランスとして活動されています。
前職では主にカタログ制作が多く、現在も企業の総合カタログやミニパンフレットなど多く担当されています。
上の画像は今回ご紹介いただいたギフトカタログの案件。価格帯によって異なるカタログを、なんと15種類も作成。デザインから撮影まで立ち合われていたそうです。1冊の厚み、カタログギフトの商品数から冊数を考えると、計り知れないカット数だったことがわかります。
続いては、作品実績の百貨店の食品フロアのカタログ。
タイトルロゴデザイン、レイアウトページネーション、撮影ディレクションまで担当されました。
家具、家電、会社案内、食品、ファッションと、これまで担当してきたカタログ分野は様々。
中でも印象的だったのは、アクセサリーブランドカタログでのデザインエピソードです。
服のパターンを折って作るブランドコンセプトに合わせて、カタログにも「折り」を加えた工夫を凝らしました。
クライアントの意図やブランドが大切にしている意味合いをキャッチアップされています。
デザインの切り口も豊かな清水さん。
イノベーションの「I」をキービジュアルとして使用したこのポスターでは、「物事にはいろいろな見方がある。」ことを伝えるため、文字を360度回転させたり、倒したり、真横から見たりと多様な「i」で多様な物事の見方を表現。
個人のアートワークも行っていて、紙の専門商社である『竹尾』グループ展では、パーツごとに切り貼りした紙を立体的に仕上げた生き物達のペーパーアートを制作されました。
全て載せ切れないのが残念ですが、他にも数々の作成してきたタイポグラフィやロゴをご紹介いただきました。
清水さんのデザインはビジュアルだけではなく、デザインの奥にこだわりが秘められています。
イラストもお上手で、現在担当することが少ないというパッケージの分野なども、
今後ますます活躍の幅を広げられていくのだろうと感じます。
デザインの裏側の貴重なお話をありがとうございました!
・清水龍之介さんについて詳しく知りたい方はこちら
・清水龍之介さんが入会するco-lab代官山
(コミュニケーションチーム:早田)