INTERVIEW
人生後半戦 50代~の人生を考えたこと、 ありますか?|有限会社ノオト 宮脇淳さん
今回お話をお伺いするのは有限会社ノオト代表取締役宮脇淳(ミヤワキ アツシ)さんです。「人生後半戦」のタイトルで始まったスライドは、どんな内容になるのでしょうか。
まずは自己紹介から。宮脇さんは雑誌の編集者としてキャリアをスタートし、フリーランスでライターの経験も積んだ上で、2004年に「有限会社ノオト」を創業。編集プロダクションを経営する傍ら、「コワーキングスペースContentz」を約10年間運営し、会社設立20周年を一つの区切りとして、co-lab五反田 with JPREへ移転。
編集の技術を使ってウェブコンテンツを制作する。このノオトの仕事を分類すると、次の二つになります。
一つ目の、「鍛える仕事(筋トレ)」は、ニュースメディア「品川経済新聞」の運営をはじめ、業界内のつながりを作るイベント「#ライター交流会」、IT企業が集まる五反田バレーのオウンドメディア「五反田計画」、起業支援施設「西大井創業支援センター」などのプロジェクトに取り組むことで、編集業務の力を鍛え続けているそうです。
もう1つは、「稼ぐ仕事(クライアントワーク)」。企業のオウンドメディアを企画、運営を受託することで、多角的に企業活動をサポートしています。各企業から継続的な依頼が多いのは、質の高い仕事がノオトの持ち味であるからだと教えてくださいました。
宮脇さんの最近の関心事は「50代~の人生について」。「これまで編集者として死ぬほど働いてきた」と振り返る一方、ここ数年の実感として「徹夜ができなくなったり、無理が効かないことが出てきたりした」と仰っていました。
30年近く携わってきた編集の仕事を今後どう生かせばよいのだろうか。さまざまな書籍を読む中で、「人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法」(SBクリエイティブ)では、キャリアのピークを超えたあと「第二の曲線」を描くことの大切さを訴えていました。この本に触発され、自分はどのような「第二の曲線」を描くのか、友人のセカンドキャリアなども参考にしつつ、自分自身にインタビューをしながら考えているそうです。
本業のキャリアにプラスとなるのか、自身の好みや得意不得意は何か、編集の力で社会貢献できないか等々、「こうしよう」という方向性は固めているという話でしたが、「具体的なプランはこのあとの交流タイムで個別にお話しましょう!」というところで今回は終了となりました。
宮脇さんのお話を聞いた皆さんは、真剣にご自身の5年後、10年後を考えているようでした。co-lab五反田with JPREは20〜40代の方が多いので、仕事だけではなく、キャリアの積み方に関する考え方はとても参考になったかと思います。宮脇さん、貴重なお話をありがとうございました!
<関連ページ>
有限会社ノオトの公式HP
有限会社ノオトのクリエイターリスト
(co-lab五反田 with JPRE チーフ・コミュニティ・ファシリテーター 大浦)