クライアントに対して、どれだけ夢中になることが出来るか|株式会社FOU

今回は2022年に会社設立されたばかりの株式会社FOU(フー)の久世洋子(クゼ ヨウコ)さんからお話を伺いました。主に企業ブランディングを事業内容とされており、様々な角度から企業を分析した上で、コンセプト立案からロゴ制作までを手掛けていらっしゃいます。
今回は、そんな久世さんのこれまでの活動内容を振り返りながら、今後チャレンジしてみたいことなどを伺ってみました。

FOUさんが制作された会社ロゴの一覧

映像制作から空間演出まで
元々は映像制作をされていたというユニークなご経歴をお持ちの久世さん。実験映画やアートジャンルを中心に、パフォーマンスなどの演出をされていたそうです。そこから空間演出へと活動の場を広げ、2008年頃にはVMDとしてPARCO・ららぽーとといった大型商業施設の店舗づくりに取り組まれています。中でも代表的なお仕事の一つとして、明治製菓創業90周年事業として開発された、明治スポーツプラザ「ザバススポーツクラブ デルタ」高槻店のブランディングと店舗開発があります。

[実績例1]「ザバススポーツクラブ デルタ」高槻店
「昼と夜の顔を保つ施設」として、夜間には施設全体にプロジェクションマッピングが投影され、建物全体が広告塔としての役割を担った。
FOUさんの代表実績の一つ、明治スポーツプラザ「ザバススポーツクラブ デルタ」高槻店

[実績例2]SHIBUYA PARCO「未来売場 PARCO CUBE」
PARCO CUBEの店舗デザイン。センサーによって、フロアに投影された映像が人の動きに合わせて変わる。
PARCO CUBEの店舗デザイン

[実績例3]新渡戸文化学園×HIS×PARCOによる教育関連事業
ビルド&スクラップの問題に向き合い、子ども達と一緒に捨てられるもの達へ「旅」をテーマに、新たな命を吹き込む授業を行なった。
子供たちが廃材づくりに取り組む風景

「デザインをしながら、人と関わっていくことが好き」と仰る久世さん。今後は誰かと一緒にコンテンツを作ってマーケットに展開していきたいという願望をお持ちです。久世さんと想いを共有し、共創いただける方がいらっしゃいましたら、是非お声がけください!

最後に、社名由来について教えていただきました。
「FOU(フー)」とは、フランス語で「夢中」「狂っている」という意味。クライアントに対して、どれだけ夢中になることができるか。それを常に自分自身に問いかけ続けるという意味を込めて、そう名付けられたそうです。

映像制作から活動をスタートさせ、現在では空間演出や企業ブランディングへと領域を広げていらっしゃる久世さん。誰もが知るあの大型商業施設や有名企業のロゴなど、その活動実績には華々しい名が並びます。でもきっとそれは同時に、社名「FOU」に込められた想いの通りに、クライアントに対してクライアント以上に夢中になり、ひたむきに向き合い続けてきた久世さんの熱中の軌跡でもあるのだと思いました。
株式会社FOUとしての、新たなチャプターの始まりを応援しています!

本日は貴重なお話しを伺わせていただき、有難うございました。

(co-lab PR 渥美)