INTERVIEW
こどもの有能性を社会に届けることに関わっていきたい|まちの研究所株式会社 山岸日登美さん
まちの研究所株式会社 山岸日登美さんからお話を伺いました。
はじめにこちらの画像と素敵なエピソードを共有してくださいました。
紅葉する葉っぱを見たこどもが「太陽の色が付いたから色が変わったんじゃない?」と表現したお話です。
こうした何気ない対話の中からこども達の持つ物事への本質的な感覚や豊かな感性を受け止め大切に育む眼差しを常にお持ちになられ事業をされている事が伝わりました。
山岸さんは2022年3月まで代々木公園内の認定こども園「まちのこども園 代々木公園」の園長を務められ、その後2022年4月からまちの研究所のペダゴジカル(教育)チームに異動し、こどもの可能性をまちづくり、コミュニティの視点から、尊い一人一人の成長の過程である貴重なこども時代を大切に、共感する多様な主体を巻き込んでより良い環境を作っていくという、まちの人々にとって身近な存在でありながら壮大な未来創造の活動をされています。
山岸さんの活動の軸には「JIREA」があります。「JIREA」とは何でしょうか。
「JIREA」とは、レッジョ・エミリア・アプローチという北イタリアレッジョ・エミリア市でかたちづくられ、1990年代にアメリカ版ニューズウィーク誌に世界で最も先進的な乳幼児教育として取り上げられた教育アプローチの日本窓口です。レッジョ・エミリアや世界のネットワークともつながりを持ち、日本の拠点として、全国に広がるメンバーシップの方々と、学び合うコミュニティづくりを行なっています。こちらを基にCCLCという学びの場と研究所、こども園、保育園が研究、共創、実践を繰り返しながら家庭、地域、そこにいる全ての人々と共に良いスパイラルを仕掛けて広げられています。
今後チャレンジされたいことはありますか?
今後もこどもの有能性を社会へと発信することに関わり、こどもたちの未来をより良くするためにチャレンジを続けたいです。
co-labのクリエイターの皆さんと一緒にこどもに関わる環境を作れたら嬉しいです。
最後に山岸さんがローリス・マラグッツィの詩「冗談じゃない。百のものはここにある。」を丁寧に朗読してくださいました。
こどもが持っている素晴らしい感性、能力、可能性を活かし、こどもたちから私たちは大切なことを学び、気付き、社会の一員として共に良い未来を創っていく、そんなきっかけや場や機会が大きく広がってほしい、山岸さんの取り組みがスパイラルアップして社会のウェルビーングに繋がっているのだと切に感じました。
お話ありがとうございました。
<関連ページ>
JIREA
https://jirea.jp/
まちの研究所株式会社
https://machiken.jp/
まちの保育園・こども園
https://machihoiku.jp/
(co-lab渋谷キャスト コミュニティファシリテーター 香坂)