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3/4開催|能楽の装束に注目してデザインの古今を考えるトークイベント – 温古創新
古くからの思想を伝え、時代の変化の波を越えて続く能楽について、その独特の価値観を紐解いていくトークイベントを開催いたします。
能の装束は、ほとんどが江戸時代に作られており、現代の舞台でも江戸時代の能楽師が着たものと同じものが使用されています。長きにわたって受け継がれていくのには、かつての最先端を今は最上級としている独特の価値観が存在しているといえるでしょう。
今回のイベントでは、能の装束のデザインに注目し、なぜ今もそのデザインが最上級であり「面白い」とされるのか理由を探り、現代社会に向けたデザインを生み出しているデザイナーが考える「面白さ」と比較することで、デザインにおける時代の流行り廃りについても考えを交わすことを試みます。
能楽の世界からは、「 体感する能」など、能の素晴らしさを伝えるべく新しい試みを発信し続けている能楽師・宝生和英氏。自身が受け継いでいる装束をお持ちいただき、能楽の世界で魅力とされているポイントを解説いただきます。
宝生氏からお話を聞きだすのは、アートディレクター・グラフィックデザイナーの川口貴弘氏。現代社会への危機意識を踏まえながら、「デザインとは何か?」を独自のデザイン手法で検証している川口氏に、能楽の持つ価値観について切り込んでいっていただきます。
温古創新 ― 古きに学び新しきを創る
能楽に見るデザイン、狂言に見るデザイン
■ 日時:2016年3月4日(金) 19:00 開場/19:30 開始/21:00 終了
■ 会場:KREI SALON
■ 料金:一般1,500 円/co-lab会員1,000 円
■ 定員:30 名
■ 出演:宝生 和英、川口 貴弘
■ 企画制作:山崎 美緒(KREI)
■ 協力:亀川 彩(国立能楽堂)
【ご予約方法】
メールでの受付となります。
件名を「3/4予約」として、<お名前、メールアドレス、参加人数>を下記のアドレスまでお送りください。
info@krei-project.com(担当:山崎)
【出演者プロフィール】
宝生 和英 ほうしょう かずふさ
シテ方 宝生流二十世宗家。1986 年東京生まれ。故祖父・十八世宗家宝生英雄、故父・十九世宗家宝生英照に師事。‘91 年「西王母」子方で初舞台。2008 年二十世宗家継承。継承披露能にて「翁」を披く。同年10 月、自身の能楽への思いに賛同したアーティストをはじめとする有志とともに『和の会』を発足。「継往開来」をコンセプトに、能の素晴らしさを伝えるべく新しい試みを発信し続けている。
http://www.hosho-wanokai.com
川口 貴弘 かわぐち たかひろ
株式会社タックデザイン アートディレクター& グラフィックデザイナー。多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。株式会社スタジオワープ、株式会社日本デザインセンターを経て、川口久美子 ( 現在 CARL HANSEN &SON JAPAN K.K. 所属) と タックデザイン設立。2010 年、株式会社タックデザインに改編。代表取締役。JAGDA 会員。デザインを通して、送り手と受け手の双方に「tak(=ありがとう)」の想いが芽生えるように、創作過程における「最善」の道を考えるデザイン手法で活動している。co-lab渋谷アトリエメンバー。
http://takdesign.jp/
[コミュニティ・ファシリテーター:山崎]