プレゼン会|SUMMER PARTY@Are×東京画

今回のプレゼン会は、お隣のカフェAreに会場を移しパーティー形式で開催!
さらに店内には『東京画』の作品たちが展示され、始まる前から会話が弾みます。

『東京画』は写真の力で東京という街を世界に発信する、有名写真家らが参加するプロジェクトです。
今回の登壇者のお一人、co-labメンバー山本雅美さんが参画されていることをきっかけに、なんとBunkamuraミュージアムでのお披露目に先駆け渋谷キャストにて展示をしていただけることになりました!
知る人ぞ知る文化庁や都からの支援を受けた一大プロジェクトで、パリ、ベルリンでの展示会を終え、2020年はオリンピック開催直前に東京での凱旋展示が予定されています。

東京画の作品とAreさんのお食事でいつも以上に華やかな会場でスタートしたプレゼン会、いよいよスタートです!

一人目は<PKGデザイン/中澤亜衣さん>にご登壇いただきました。
中澤さんは、某大手食品会社でのパッケージデザインを担当されたのち、現在フリーで活躍されています。

ポリシーは「“伝わって嬉しい”をデザインする」ことだと話す中澤さん。依頼者が喜んでくれるデザインは「美しいもの」ではなく「伝えたいことを伝える補助になってくれるもの」だと実感して以来、これを軸にしているそうです。
ビジュアルマネジメントや新規事業の戦略策定支援など、パッケージにとどまらずコミュニケーションデザイン広域で活躍されていることに強く納得させられました。
早速会員のマバタキさんとwebサイト制作の話も始動されているようで、今後もグラフィックやパッケージの領域に囚われず知見と可能性を広げたいと語っていただきました。

入会直後から具体的なコラボレーションに向けアクションされている積極的な中澤さん、今後のご活動も期待しております!

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続いて<株式会社ピークスデザインラボ/山本健一さん>のご登壇です。
広告デザインの領域でアートディレクション、プロデュース、フォトディレクションなど案件に応じてフレキシブルにご活躍されています。

これまでのお仕事の一部として、鉄道会社のサービス訴求広告についてご紹介いただきました。常に意識されていることの一つに「短時間で伝わる工夫をすること」を挙げていらっしゃいましたが、まさにその象徴のようなヴィジュアル。複雑で伝わりにくいサービスのアイコン化を提案、シリーズ広告としての掲載に至ったそうです。
またプロデューサーとして重要な”企画を通すまで”のプロセスにおいては、意外にもヴィジュアルより言葉を大切にしているとのこと。刺さる一言か、ぼんやりとした言葉の集合体かを使い分けながらクライアントのイメージを引き出しているというお話は大変興味深いものでした!
事前の打ち合わせや今回のプレゼンを含め、丁寧に言葉を選んでお話しくださり、お人柄を感じることができました。

過去にはお隣のビルcocotiの広告も手掛けていたとのこと、ぜひ今後はキャストの地を軸に、新しいものを生み出していっていただけることを楽しみにしております!

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3人目は<3rd eye/麻生慎介さん>にご登壇いただきました。
麻生さんは「3rd eye」のペンネームで、イラストレーターとして書籍・雑誌の表紙や挿絵などを中心に幅広くご活躍されています。

連載物の挿絵を複数担当されていらっしゃいますが、スケジュールがタイトな週刊は、直前までテーマがわからないことも多いんだとか。文章に合わせ、遊び要素を盛り込みながら一コマで表現するのは、ある意味大喜利のようだと話されていました。
社会風刺画的なイラストから、女性誌の可愛らしい挿絵まで、様々なテイストを描きわける麻生さん。引き出しが豊富なアイデアマンでいらっしゃることが伝わってきます!
過去には小説の表紙として描いた主人公のイメージが、ドラマ化の際にそのまま再現されたこともあるそう。今までにない展開の仕方に面白さを感じ、今後についても「どんな媒体にもトライしたい」と意欲を語っていただいました。

最後に「イラストが必要な方はお声がけください!」と会場に投げかけていただいた麻生さん。スタッフ一同、素敵なコラボレーションのご報告をお待ちしております!

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続いては、<映像ディレクター/高岡輝一さん>のご登壇です。
高岡さんは、テレビ番組をメインに様々な領域で映像ディレクターをされています。

この日は手掛けたミュージックビデオの数々を流しながら、実はこれは駐車場で…これは商店街で逃げまわりながら…(!?)など撮影秘話も披露してくださいました。
広い領域でご活躍されていますが、中でも得意とされているのはキュメンタリー番組だそうです。実際に取材した方を伺うと、世界的著名人の名がずらり! また某大物ミュージシャンのコンサート特番の編集を担当された際、業界では厳しくて有名な名物プロデューサーから全く手直しされなかった、という逸話をお持ちです。きっと密着取材のお仕事が絶えないのは、それだけ人物表現に信頼があるからなのだろうなぁと納得してしまいました。

なかなかお仕事のお声がけが難しい領域ではありますが、テレビ番組の企画持ち込みは歓迎とのこと。ご家族に自慢したい皆さま、ぜひ高岡さんとのコラボレーションをご検討ください!

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最後にご登壇いただいたのは<ainone合同会社/山本雅美さん>です。
長くビクターレコードに務め、その後アミューズを経て、約1年前に独立。音楽企画会社代表&フリープロデューサーとして活動されています。

近年の主な仕事の一つはラジオ番組のプロデュースだと話す山本さん。映像がないからこそ際立つ”音だけの世界の魅力”を広めようと、昨年11月からインターネットラジオ番組を新しくスタートされました。自由に曲を流す制度が整っていなかった中地道に各レコード会社との個別契約を勝ち取り、今や40万組に上るアーティストの曲を流せるまでに整えた、という開拓話からは、音楽への情熱がひしひしと感じられました。
また最近はエンタテインメントの力で地域貢献をしたいという思いから、地元発のアイドルグループプロデュースにも取り組んでいるそう。
「事業ベースではなく、何か新しいことをやりたいという人と繋がっていきたい」と、業種や職種の垣根を超えたネットワークに期待を寄せていらっしゃいました。

さらに冒頭でご紹介した「東京画」での写真家としてのご活動など、まさに多方面でご活躍されている山本さん。ぜひ今後も新しい種をco-labにたくさん持ち込んでいただければと思います!

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異なる業種の5名の方にお話をお伺いし、大事にしていることや今後挑戦したいことを教えていただけたことはもちろんですが、エピソードの端々からご活躍されている理由を感じられたのも大変貴重に思いました!

他拠点のco-labメンバーや外部の方も含む約50名の方にお越しいただいた今回のプレゼン会。
オフィスとは切り離された空間だったこともあってか、(少し参加ハードルは上がってしまったものの)よりじっくりお話に耳を傾けられる場になったことをスタッフ一同嬉しく思います。

ご登壇いただいた皆さま、お越しいただいた皆さま、お忙しい中ご参加いただき本当にありがとうございました!

 

 

 

(コミュニティ・ファシリテーター:内田)