プレゼン会|普段顔を合わせているお互いの好奇心が再び高まる

約3ヶ月に1度開催している、co-lab代官山プレゼン会。


2017年4月21日の開催内容をレポートします。

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プレゼン会とは
メンバー間でのコラボレーションが起こるきっかけ作りや交流のために定期的に行う会です。
メンバーの方に10分ほどのプレゼンを行ってもらい、各会員のお仕事を知る機会でもあります。—————————————————————————————————

昨年末の前回開催から、多数新しい入会者が参加したプレゼン会。30名ほどの参加があり、プレゼンターは、コンサルタント、グラフィックデザイナー、Webデザイナー。プレゼン後にはサーキュレイト久松さんとテオ岸井さんのVR体験会も。また、4月から新しくco-lab代官山に入ったコミュニティ・ファシリテーターの紹介やご退職されるコミュニティ・ファシリテーターの挨拶もあり、内容盛りだくさんのプレゼン会でした。


(ブラウンソルトのお食事とお酒を片手に持ったところで)

時間になると、代官山コミュニティ・ファシリテーターの坂本が口火を切り、会がスタート。

一人目のプレゼンターは、東京を拠点とするビジネス開発&コンサルティング会社のオリジン株式会社(http://origin.tokyo/jp/)のジェイソン・スカラさんと暮石純奈さん。

オリジン株式会社は、主に海外企業の日本市場へのインバウンドと日本企業の海外展開をローカライズ戦略、コミュニケーション設計、キャンペーン企画、ビジネスマッチングなどさまざまなサービスを通してサポートしています。
プレゼンテーションでは、クライアントのコーポレートアイデンティティや展示会をデザインしたプロジェクトを紹介。質疑応答の時間では、仕事の背景を訊く質問があり、ジェイソン氏は「基本的には日本のチームは勤勉で強いが、意思決定の速度や、大きい会社だと、それぞれのチームはベストを尽くしていても、会社全体で見ると、チーム間の意思疎通が少なく、会社全体のメッセージがバラバラになってしまっている。ブランディングやマーケティングの観点では一つの会社が一つのメッセージを伝えることが重要なので、オリジンでは、そうした部分で日本において仕事をしていければと思っている。」と応えます。普段あまり共有されることのない互いのビジネスの背景や課題認識が共有されて、何気なく普段顔を合わせているお互いの好奇心が再び高まるのがプレゼン会の魅力です。

二人目はエディトリアルデザイナーの田村京太さん。

普段は紙をメインにしたエディトリアルデザインを手がけています。プレゼンでは、田村さんの仕事のプロセス、特にお客さんの意向・要望を汲み、探っていく自身のデザインのスタイルについてお話されました。お客さんの意向が曖昧である場合はいくつもバリエーションをつくり、検討したり、ときには、そうした創作と検討を通して、はじめは明らかでなかった本当の要望を探り、カタチにしていったりもするといいます。質疑応答の時間では「発表に感動した。ぜひお話をしたい」という入居者の感想とその後の交流が。自身の仕事の発表を通して、コラボレーションの土壌が育っていきます。

最後のプレゼンターは株式会社トロンの迫勇一さん。

4B14Bブースにいらっしゃる迫さんはwebデザイナーです。他にも、紙のデザイン、写真撮影などもやっていて、主にwebのデザインや構築がメインでやっているそうです。最初に熊本でお生まれになってからco-labに来るまでの経緯をお話いただき、その後、ポートフォリオとなるお仕事とco-labメンバーとのコラボレーション事例をプレゼンテーションしていただきました。迫さんのお話が面白く、会場からは所々で笑い声が。そうした人柄と信頼できる仕事ぶりがco-lab内でのコラボレーションに繋がっているようです。

プレゼンターの発表後、此度退職するco-labコミュニティを4年もの間、支えてくれたコミュニティ・ファシリテーター橋場さんのご挨拶。

元々東京芸術大学大学院で美術を学んでいた橋場さん、現在は子育てなどもありつつ、ご自身の人生を振り返る中で、好きな美術系の仕事に就きたいと思い、この度ご退職となりました。ご退職後もお元気で。

橋場さんのご挨拶後は、今年度から代官山に新しく入るコミュニティ・ファシリテーターの自己紹介です。

一人目、栗原さん。女子美術大学で油絵を専攻し、卒業後も制作活動を続けている栗原さん。同時に、様々な職場経験を経て、今回co-labに。これまでで一番変わった仕事は「競艇新聞でレースの予想をしたり、コラムを書く仕事」をしていたそうです。橋場さんの後任として入っていただくので、代官山のみなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

二人目、本ブログの筆者の佐々木です。佐々木さんは代官山に1日だけ入りつつ、代表田中や春蒔プロジェクトの制作系の仕事をしていきます。対話というコミュニケーションの形式や哲学に関心を持って、フリーでワークショップの実践や研究をしていた中で、今回co-labに。代官山に頻繁にいるわけではないですが、お会いした際は、色々とお話できると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

そして、今回のプレゼン会は盛りだくさん。
新コミュニティ・ファシリテーターの紹介と退職の挨拶が終わったところで、お酒を飲みながら自由に団欒しつつ、一方でVR体験会もスタート。
VR体験会を開いてくれたのはアーティキュレイトの久松さんとテオの岸井さん。


(奥左が岸井さん、手前右に立っているのが久松さん)


(先ずは久松さんのデモンストレーション。何が見えているのかに興味津々。)

お二人は、ルームを共有で使っていて、それぞれ自社の仕事をしつつ、ときにコラボレーションをしたり、VRや3Dプリンタなど新技術を活かしたアイデアやサービス、事業を実際に手を動かしながら、日夜考えているのだそう。今回はVRデバイスを購入したとのことで、その体験をさせていただきました。


(深海を探検中)

来ていた方々で交代交代でVRを体験していき、とっても盛り上がりました。

代官山は新体制となりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

〔コミュニティ・ファシリテーター:佐々木〕