プレゼン会|渋谷から世界へ発信、拡充するコラボレーション

2018年一回目の渋谷キャストプレゼン会を2月21日に開催しました!
co-labメンバーの登壇に加え、外部ゲストも招いて多彩な顔ぶれとなった今回。
そこから誘発される様々なコラボレーションをレポートします。


最初の登壇者は、渋谷キャストの事業主でもある、東京急行電鉄株式会社の水口貴尋さん。水口さんは渋谷キャスト全体の責任者でもあり、10年近くこの施設に関わってこられました。

現在は、4月28日の渋谷キャスト一周年へ向けて、内部向けイベントの準備中。
内部の活性化がビルの価値を高める、そんな渋谷キャストのコンセプトの元、普段接する機会の少ない方と交流できる場づくりを目指します。新しく生まれるビル全体の交流に期待です。


続いては、co-labと同じ2Fに入居されている木村・多久島・山口法律事務所から、木村貴弘先生にお越しいただきました。
木村先生の事務所の特色は、代表のみなさんが全員海外ロースクール出身、海外の法律事務所に勤務していたということ。日本・海外、双方の企業をクライアントとされています。企業法務であれば、スタートアップの相談から、国際取引、M&Aまで対応し、様々な場面でご活躍されています。

co-lab渋谷キャストでは、そんな木村・多久島・山口法律事務所の法務サポートが受けられるのです。これは、他の拠点にはない大きなサービスの一つ。4月からは新しいサポート制度を導入予定なので、クリエイターの皆さんが直面する課題を法務的に解決できるよう、木村先生達にご協力いただきながら、私たちも仕組みを整えていきたいと思います。


前半最後の登壇は、13Fの共同コミュニティCiftの企画する、内部向け一周年イベントの企画担当・大黒健嗣さんです。大黒さんは、アートディレクターとして多数のエリアマネージメント、コミュニティープロジェクトに従事されてきました。

大黒さんが企画するイベントは「宇宙人との交流」。開催期間中、渋谷キャストのエントランスに巨大なUFOポートを設置し、そこに宇宙人を呼び出します。一見???ですが、裏にはキャストならではの理念あり。大黒さんの信念でもある「個々の才能を集結させ、目的に向かって取り組むこと=争いをなくしコミュニティに一体感を生む」は、多彩な才能が集まる渋谷キャストにおいて非常に親和性が高いコンセプトです。

また、目的へ向かう取り組みこそ、冒頭で水口さんからお話いただいたビル全体の価値にも繋がってゆくと思いました。どんなコラボレーションが生まれるのか楽しみです。

プレゼン終了後は、大黒さんを中心に宇宙人の話で盛り上がっていていました


さてここからは、co-labメンバーによるプレゼンテーションです。
トップバッターは、株式会社フェイスアップジャパン(以下FUJ)、代表の苅部秀一さん。2名体制でco-lab代官山からスタートしたFUJさんは、渋谷キャスト開業に伴い移動、現在では10名以上のスタッフを抱える急成長企業です。

FUJさんは「面白いを形にする」企画会社。自ら楽しみクライアントをいかに楽しませるかをモットーに、世界を股にかける企画を数多く打ち出しています。

そんなFUJさんが今一番力を入れているのが、世界規模のミスコンテスト事業。平和活動をスローガンに掲げている本コンテストでは、唯一の被爆国の日本だからこそできる活動を企画して、世界大会の日本開催を目指していらっしゃいます。

苅部さんに今後の展望を伺うと、「2020年の東京五輪までにグループ会社を5社作って、各社のカラーを五輪色にしたい!」と。現在3社のグループ会社を設立しているので、あと2社立ち上げるのが目標だそうです。世界を見据える企画力は、「面白い」に本気になること。苅部さんのポジティブでパワフルな活動はまさに「Face Up」です。
co-labメンバーへの動画作成依頼もあり、コラボレーションの世界発信にも大注目です!


続いては、2B01ブースに入られているフリーランスの映像クリエイターお二人。
まずは一人目の古屋和臣さんです。

古屋さんは、映像制作会社勤務、大学の研究職、アーティスト活動を経て、6年前からフリーランスの映像クリエイターとして活躍されています。主な仕事は、映像・写真撮影、映像コンテンツ制作で、複数の美術・芸術大学で講師もされています。

同世代のクリエイターは分業制をとることが多い中、撮影から編集まで全て一人でこなすスタイルの古屋さん。様々な作り手がいる現代だからこそ、クライアントが安心して依頼できるよう、業務事例はきちんと揃えているそうです。

古屋さんは、なるべく積極的に「ものづくりの一次産業」に関わって、責任を持って仕事をしたい、と仰います。面白いものが撮れるチャンスがあれば、時には報酬度返しで制作に取り組むこともあって、ものづくりにかける情熱と真摯な姿勢に大変感銘を受けました。

古屋さんにご参加いただいた、渋谷キャスト関連のクリエイターがオリジナル作品を公開する企画、SHIBUYA SLOPE!も公開中。渋谷の魅力溢れる映像は必見です!


本日最後のプレゼンターは、辻たかしさんです。
辻さんと古屋さんは以前同じ制作会社でお仕事をしていたご縁で、同じブースにご入居いただいてます。
辻さんも古屋さんと同じ映像クリエイターですが、仕事のスタイルは対照的。辻さんは広告を中心に監督業を専門にお仕事されています。

たくさんのお仕事事例を紹介していただいた中で印象的だったのは、バングラデシュでの撮影秘話。音楽は現地の路上ミュージシャンに依頼しようと渡航したものの、バングラデシュに路上ミュージシャンが全くいない。けれど、偶然知り合った現地の人が仲介となり、魅力的なBGMが完成する。辻さんの作品独特のクスッと笑えるスパイスは、こんな柔軟で貪欲な姿勢から生まれてくるのかも知れないです。

co―lab歴一年弱の辻さんですが、メンバーさんとのコラボレーションはすでに3回も行われているとか。コラボレーションのきっかけを聞かれると、「キッチンでコーヒーを入れていたところから」と。普段の何気ない会話がすぐにお仕事へ繋がる。本当にクリエイティビティの高い環境だと改めて感じました。


盛りだくさんのプレゼンテーションも終わり、交流タイム。外部の方も交えた交流は、ざっくばらんな会話から脈々とお仕事へ繋がる時間となりました。

今年も一年、どんなコラボレーションが生まれるか。みなさん乞うご期待です!

(コミュニティ・ファシリテーター 栗原)