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イベントレポート|世界の企業は、なぜシブヤフォントと組みたがるのか?
「SDGs×アート×ビジネス」をテーマにしたイベント『世界の企業は、なぜシブヤフォントと組みたがるのか』が、2021年4月28日(水)〜4月30日(金)/5月23日(日)〜5月31日(月)の2期間に渡り開催されました。本イベントは、co-lab渋谷キャストメンバーで株式会社フクフクプラスさんとco-labとの共同企画によるオンライントーク&展示イベントです。
シブヤフォントとは
渋谷区内の障がいのある人と学生が生み出した渋谷区公認のフォント・パターンデータ。平成28年度渋谷みやげ開発プロジェクトとして、渋谷区内の障害者支援施設と桑沢デザイン研究所の学生の協力により生まれました。 今までアート活動をしていなかった障がいのある人でも、独自のメソッドでアート品質を引き上げ、さらに商品企画、販路開拓までワンストップで支援します。昨年は「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」大賞、および「IAUD国際デザイン賞2020」金賞を受賞。
本イベント趣旨
SDGsの取り組みが広がる中、それを一過性のものにしないためには、企業における本業との連動が図られなければなりません。本イベントでは、障がいのある人など多様な特性の方々によるダイバーシティ・アートを基軸に、その展開をクリエーターや企業における経営・事業・人財育成の視点で捉え、新たな可能性を探求します。本イベント会場がある渋谷では、障がいのあるアーティストとデザインを学ぶ学生によるフォント・グラフィックデータ「シブヤフォント」が渋谷区公認のもと、多様な企業連携を生み出し、数々のアワードを受賞し、ソーシャルインパクトを生み出しつつあります。そのシブヤフォントをダイアログのトリガーとして、多彩な「SDGs×アート×ビジネス」のチャレンジを共有します。
<DAY1>世界の企業はなぜシブヤフォントと組みたがるのか?
2021年4月28日(水)シブヤの日に、一般社団法人シブヤフォントが設立登記されました。イベント初日は、これまでのシブヤフォントの歩みを振り返りながら、シブヤフォントが採用されたホットな取り組みの数々を披露いただきました。
<登壇者>
・一般社団法人シブヤフォント 古戸勉、磯村歩、ライラカセム
・事例紹介登壇者(敬称略):株式会社フクフクプラス 髙橋圭、服部しのぶ/NPO法人モンキーマジック 小林幸一郎/moviti 片山典子
<概要>
そもそもシブヤフォントは、2016年に渋谷区長の「渋谷のおみやげをつくろう」という呼びかけから始まったプロジェクトでした。「福祉施設で障がい者が描いた文字が何だかユニークだ。これをフォントにしたり、みやげに使ったら、やがて渋谷みやげに繋がるのではないか」。そんな学生達の提案から、シブヤフォントは生まれました。
<DAY2>SDGs×アート×ビジネスの結節点。10人の豪華登壇者とオンラインイベント
2021年4月29日(木)のイベント2日目は、豪華絢爛な10名のゲストスピーカーが登壇。SDGs×アート×ビジネスのトップランナー達から、企業内でのリアルな取組みが披露されました。当日は200名を超える方々に視聴いただいた他、登壇企業同士の新たな取組みが生まれるなど、SDGs/アート/ビジネスに対する注目の高さがうかがえます。
<登壇者(敬称略)>
・山口周
・一般社団法人Think the Earth 上田壮一
・東京工芸大学 福島治/一般社団法人シブヤフォント 磯村歩/株式会社フクフクプラス 髙橋圭
<事例紹介登壇者(敬称略)>
・アフラック・ハートフル・サービス株式会社 真鍋美薫
・アフラック生命保険株式会社 高瀬英邦
・大和ハウス工業株式会社 広瀬孝
・一般社団法人渋谷未来デザイン 長田新子
・株式会社ミライロ 民野剛郎
・株式会社中島弘文堂印刷所 中島篤朗
・株式会社トランス 坂中真人
・株式会社日本能率協会コンサルティング 笠井洋
<DAY3>シブヤフォント展示
そして2021年5月23日(日)〜5月31日(月)までの9日間は、シブヤフォントを採用したプロダクト展示が行われました。緊急事態宣言の発令により会期が変更となってしまいましたが、こちらも100名を超える方々にお越しいただき、さまざまなシブヤフォントに触れて頂くことができました。
※当日は東京都のガイドラインに従い、感染対策を万全に行なった上で実施しました。
さらに、本イベントで展示された展示品の一部は、6/2から3ヶ月間をかけてco-lab全4拠点を巡回します!展示空間によって様々な表情を見せてくれるシブヤフォント。co-labの拠点ごとにどのような表情を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
(co-labPR 渥美)